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院長社本の健康コラム


歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

知っておきたい飲酒と健康の関係

今年も忘年会シーズン到来

この時季恒例のイベントとして、忘年会の予定が複数入っているという方も少なくないのではないでしょうか。

年の終わりに、職場の同僚や気の合う仲間と一年の労をねぎらい合うひと時は、楽しく、また大切なコミュニケーションの場ともなります。

一方で気をつけたいのが飲酒量。開放感からついつい飲み過ぎたり、宴席が続きがちなこの季節にこそ、健康と飲酒の関係について、少し考えてみませんか?

「飲み過ぎ」がまねく様々な健康リスク

お酒に含まれるアルコールには、気分をリラックスさせたり、不安感を低減させたりするなど、コミュニケーションを円滑にする作用があります。

しかしながら、それらはもちろん適量を守ってこそのこと。

アルコールと健康についてはさまざまな研究があり、大量飲酒の習慣は高血圧症や脂質異常症をはじめ脳出血やくも膜下出血、心不全、肝炎・肝硬変、がんなど、血管病を中心に、実に多くの病気で発症リスクを高めることが知られています。

また、お酒の「一気飲み」などで起こる急性アルコール中毒の危険性やアルコールの持つ依存性も無視できません。

お酒には、塩分や脂肪分の多い料理やおつまみがつきものですから、飲み過ぎに加え、つい食べ過ぎてしまうこともあるでしょう。

こうした食生活の乱れから、さらに内臓脂肪型肥満や高血圧症といった生活習慣病が起こりやすくなる心配もあります。

上手なお付き合いでお酒を「百薬の長」に

大量飲酒が健康を害する一方で、日本を含め、先進国の男女を対象とした複数の研究では、少量の飲酒習慣のある人は、健康というデータもあります。

お酒を飲まない人よりも、むしろ狭心症や心筋梗塞、脳梗塞といった血管病や、2型糖尿病などの発症リスクが低いと言われます。

また、飲酒と死亡率の関係をみても、少量のお酒(日本酒に換算して1合未満/日)を飲む人が最もリスクも低くなることが知られています。

これは、少量のアルコールが、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を増加させたり、血液を固まりにくくさせたり、血糖値を低下させたりする、お酒の持つよい側面が現れた結果です。

お酒がしばしば「百薬の長」と言われるゆえんでしょう。

上手なお付き合いで、お酒を“良薬”にしたいですね。

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