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院長社本の健康コラム


歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

噛むことと認知症の関係

11月8日は「いい歯の日」です。

長生きするのが当たり前となった現代では、認知症などの病気を予防して健康寿命を少しでも伸ばすことが重要です。

健康長寿でありたいものですが、その秘訣とは何でしょうか?

実は、最近の調査や研究により、お口の健康が健康寿命や認知予防に深く関わっていることが分かってきました。

神奈川歯科大学で行われた調査によると、

歯がほとんどないにもかかわらず義歯などを使っていない人(歯を失った状態で過ごしている人)は自分の歯が20本以上ある人よりも1.85倍、認知症になりやすい

という結果になりました。

歯がないと、こんなにも認知症発症のリスクが高まるのですね…

歯がないと認知症になる理由とは

なぜ、歯を失ったままにしていると認知症を発症しやすくなるのでしょうか?

それは、咀嚼能力(噛む力)の低下が重要なカギになります。

歯をほとんど失ったままにしていると、自然と噛む回数が減り、脳への刺激が少なくなります。

そのため、脳の認知機能が低下し、認知症につながると考えられています。

また、歯がほとんどないまま義歯なども使っていないと、噛む力がいちじるしく低下した状態になり、食べられるものが限られます。

歯の少ない人は、やわらかい麺類や菓子パンなどに食事が偏り、栄養が不足しがちになります。

実は、この栄養不足も認知症発症の要因のひとつです。

健康長寿のためには歯医者さんへ行こう

ここまでのお話で、認知症予防はもちろん、健康長寿を目指すならお口の中の健康がとても大切なことがわかります。

歯を失う最大の原因は歯周病とむし歯ですが、これらはいずれも予防ができます。

今の日本では、70歳以上の人の平均的な歯の本数は20本に足りていません。

平均寿命は80歳を超えていますから、健康寿命を伸ばすためにも、自分の歯を1本でも多く残していきたいものです。

それには、歯周病とむし歯の予防がカギになります。

まずは、日頃のケア。日々の歯みがきで、きちんと汚れを落とすことが大切です。

そして、歯科医院での定期健診。日頃の歯みがきでは取り切れない汚れを歯科医院で行うケアで取り除きましょう

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