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院長社本の健康コラム


歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

ひみこのはがいーぜ(2)

ひみこの歯がいーぜ」この標語ご存知ですか?

弥生時代の人々は、1回の食事に約4000回も噛んでいたと言われることから、しっかり噛むメリットを知ってもらうために作られた標語です。

よく噛むことは、単に食べ物を体に取り入れるためだけではなく、全身を活性化させるためにとても重要な働きをしています。

前回は、

ひ:肥満予防
み:味覚の発達
こ:言葉の発音がハッキリ
の:脳の発達

までお話しました。

ひみこのはがいーぜ(1)

今回は、「は」と「が」について、お話します。

◆ は:歯の病気を防ぐ

よく噛むと、だ液の分泌が促されます。

だ液中のカルシウムが歯の表面を再石灰化(酸によって溶かされた歯を修復)し、歯の表面を強化します。

だ液には、お口の中を洗浄・浄化する作用もあり、だ液の量が減少してしまうと菌が停滞、繁殖しやすくなってしまいます。

むし歯も歯周菌も、原因は細菌です。

だ液が出るとお口の中をきれいにしてくれるので、むし歯や歯周病を防いでくれるのです。

◆ が:ガンの予防

よく噛むことにより、いくつかのとても重要なホルモンが分泌されます。

その中に「ラクトペルオキシダーゼ」というホルモンのような作用をもった酵素があります。

これは、発ガン性物質の発ガン作用を低下させる働きがあることがわかっています。

がん細胞

だ液に食べ物を30秒以上浸すと、発がん作用が低下したり、消えてしまったりすることがわかっています。

そのため、1回1秒として、「ひと口で30回以上噛みましょう」と言われるのです。「ひと口で30回」を目標に“噛む活”を始めましょう!

 

よく噛むことが、歯や全身の病気から身を守ることにも役立っているのですね!!

 

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