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院長社本の健康コラム


歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

ひみこのはがいーぜ(3)

ひみこの歯がいーぜ」この標語ご存知ですか?

弥生時代の人々は、1回の食事に約4000回も噛んでいたと言われることから、しっかり噛むメリットを知ってもらうために作られた標語です。

よく噛むことは、単に食べ物を体に取り入れるためだけではなく、全身を活性化させるためにとても重要な働きをしています。

以前のコラムで、

ひ:肥満予防
み:味覚の発達
こ:言葉の発音がハッキリ
の:脳の発達
は:歯の病気を防ぐ
が:ガンの予防

までお話しました。

ひみこのはがいーぜ(1)
ひみこのはがいーぜ(2)

今回は、「いー」「ぜ」について、お話します。

◆ いー:胃腸の働きを促進する

食べ物を歯で細かくかみ砕くと、だ液と混ざって飲み込みやすくなります。

食物をスムーズに胃に送るだけでなく、だ液には消化酵素のアミラーゼが含まれるので、体内での消化や吸収を促進する重要な働きがあります。

また、かむことで腸の血行が良くなるホルモンが出たり副交感神経が優位になったりします。

副交感神経は腸の運動を促進するので、自律神経のバランスが整い、便秘も解消していきます。

◆ ぜ:全身の体力向上と全力投球

噛むときに使う、口の周りの「咀嚼筋」(そしゃくきん)によって、体力の強さ、運動能力の高さにつながっていることがわかってきました。

・かむ力が強いときほど、脳が活発に動き、瞬間的な判断力がアップする

・かむとその情報が脳の「運動野」という場所に伝達され、身体を動かす「骨格筋」などの反応や動きに影響を与える

・咀嚼筋は、姿勢のバランスを元に戻そうとして働かせる「抗重力筋」のひとつで、かむことがバランス能力の維持・強化につながります。

「かむ」ことができる歯って大事ですね!!

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